Touring spot 2023/09/04
滋賀県彦根市にある廃村「男鬼集落跡」へNinja400でツーリング。男鬼集落は1971年に高度経済成長に伴い廃村となった。標高約420m地点に位置する男鬼集落は廃村から50年たった今でも当時の生活風景を色濃く残している。舗装など人の手がほとんど加えられていない道路は落ち葉や砂利で覆われており酷道ツーリングになることは覚悟しなければならない。現在では男鬼集落を持続的な再生を目的とした「男鬼プロジェクト」が関西の大学生で取り組まれている。
どうも、awa(@awa_ninja400)と申します。
この記事では、滋賀県彦根市にある廃村「男鬼廃集落」へツーリングに行ってきたので紹介します。
廃村とは簡単にいうと過疎化が進んで住民がいなくなってしまった村のことです。
ゴーストタウンといえばなんとなくイメージも湧きやすいかと思いますが、事故や事件、災害などが理由で廃村となってしまうことはあまり無く、大体は経済の影響などで住人が離れていくことが多いんだそう。
この記事のサムネイルを心霊映画のようなホラー系で作りましたが、実際は男鬼廃集落で事件の過去やノロイはあるのか謎を解明していきます。(ちゃんと心霊映画感出てますかね?)
理由はなんであれ、人が消えた廃村は謎めいていて心霊映画のような雰囲気があり楽しめると思うので、ぜひ興味を持った方はこの記事を参考に行ってみてほしいです。
ちなみに男鬼廃集落の近くには滋賀県でプチ有名な洗い越しがあるので、ぜひ興味のある方は下の記事と一緒にご覧ください。
今回僕が向かった男鬼廃集落とは、滋賀県彦根市の男鬼町という場所にあります。
男鬼の読み方は「おおり」と読むらしいです、漢字で見ると名前怖すぎんか…?
滋賀県彦根市には男鬼廃集落のような廃集落が多く、男鬼集落の近隣には武奈廃集落という武奈町にある廃集落があります。
さらに他にも入谷、今畑、落合などの廃集落が霊仙山(りょうぜんざん)の麓に密集していることから、霊仙廃集落群と呼ばれています。
比較的建物の状態が良いことから、男鬼集落が廃村になったのは何か大きな事件でもあったのではないか。
何も調べずに男鬼廃集落向かったので、到着してからそんな謎や疑問を抱えました。
ちゃんと調べてみると、男鬼集落が廃村になったのは高度経済成長で村人が居なくなっただけらしいです。
映画に出てきそうな謎めいた雰囲気のある廃集落だったので、「昔、殺◯事件があって心霊スポットになっている場所かも?」とちょっと妄想していました。
所在地 | 〒522-0017 滋賀県彦根市男鬼町 |
---|---|
営業時間 | 24時間 |
男鬼廃集落のアクセスにおいては、米原ICの下を通って滋賀県道240号線 林道滝谷武奈線、滋賀県道239号線 林道滝谷武奈線、滋賀県道17号線 多賀醒井線を通っていく3通りあります。
簡単に言うと米原市から行くか、彦根市から行くかって感じですが、正直どこから行っても秘境と言えるくらい酷道なのは覚悟したほうが良いかもしれません。(僕が荒れた道に慣れてないだけかもしれません)
男鬼廃集落までの行き道にはそれぞれ異なる廃村や景色のいいスポットがあるので、道中に行きたい場所はないか調べていくのがおすすめ。
今回は滋賀県彦根市の県道17号 多賀醒井線に入り、男鬼廃集落に行くルートでツーリングをしていきます。
多賀醒井線に入った途端、電光掲示板に落石注意との警告がありました。
いつどこに石が落ちてるか分からないので、路面に注意してツーリングしていきましょう。
道中までは道や川がとても綺麗なのと、河内風穴と言う滋賀県の有名な景勝地があるので、個人的に滋賀県道17号線 多賀醒井線のルートがおすすめ。
多賀醒井線沿いの芹川はガラスのようにライトブルーに色付いていて透明度が高く、BBQやキャンプをされている方も僅かですがちらほら。
キャンプツーリングがお好きな方には、水も綺麗でアクセスも良く、なにより静かなのでおすすめ。
冒頭では男鬼廃集落までは秘境やら廃道やら書きましたが、滋賀県道17号線 多賀醒井線は道幅も広く舗装された道路のため走りやすいです。
写真のように道路を工事している場所が2箇所ほどあったので、今後もっと綺麗な道路になっていくと思われます。
さらに、ちょうど良いワインディングが続くため気持ちよくバイクの運転を楽しむことができます。
しかし、道中には水溜まりができていたり、うっすら砂が浮き上がっているので、タイヤが滑べらないよう気をつけてください。
河内風穴を過ぎると少しづつ道が怪しくなり、さらに熊注意の看板がありました。
とはいえ、まだ道は綺麗な方ですが、背の高い木が多く日陰になり暗く、滋賀県で熊に遭遇するなんてことはあまり無いと思いますが、実際に熊注意の場所をバイクで走るのは中々スリルがあります。
道中ボロボロの小屋がいくつも並んでいる「車庫群」と「今畑集落」を通ります。
入谷集落の立地があまりにも険しかったため、隣家に車庫や農機具を収納する小屋が建てれなかったそう。
そのため県道沿いに幾つもの小屋が並ぶ車庫群が誕生しました。
今では廃集落と化してしまったため、小屋も朽ちつつも残っています。
男鬼廃集落までの道で最後に通るのは「落合集落」です。
落合集落は霊仏山の登山口となっており、霊仏山の頂上まで一番近いルートのため、時間帯によっては登山客の車で混雑していることがあります。
また、滋賀県の心霊スポットとして訪れる人も多いらしく、確かに夜に来たら肝試しにちょうど良い感じの雰囲気。
ここで昔事件があったとかはないので、心霊現象が確認されたかどうかはわかりませんが。
落合集落の入り口にはかなり広めの駐車場がありますが、かなり大きい石の砂利になっているため、バイクだとかなり走りづらく立ちごけのリスクも高いのでご注意ください。
落合集落の駐車場のすぐ真前には、恐らく霊仙廃集落群の中で一番元気のない家があります。笑
その奥を進むと、廃村にふさわしい外観の家が並んでおり、さらに登山口と男鬼廃集落に続く道が二手に分かれており、この分かれ道を左折して、そのまま登っていけば男鬼廃集落に到着します。
ここからはもう廃道が続きますので、慎重に頑張ってくださいね。あと、道中に熊の看板あります。
落合集落から男鬼廃集落までの廃道は今まで走った道でトップクラスに廃道でした(?)
なんかずっと湿ってて苔が張り巡っているし、砂が浮いていない箇所無いし、枝とか落ち葉多いし。
全然走れないことはないのですが、間違いなくスポーツタイヤで来るところではない。
途中、廃道のくせして一丁前に白線がチラ見えしているのに苛立ちを覚えました。
そして最後の最後にえぐい土砂崩れが待ち構えていました。
圧倒的廃道、キングオブ廃道ですが、廃道マニアの猛者ドライバーがわだちを作ってくれていたので安心して通過。
麓から30分程度をかけ、今回の目的地、「男鬼廃集落」に到着しました。
廃道を走ったせいでNinjaのテールランプまでドロドロに。
道中の廃道からして上に行けば行くほど廃れていると思っていましたが、落合集落の家より多少綺麗で、草木も手入れされているかのようでした。
自然豊かで当時の生活感がなんとなく残っており、映画やゲームに出てきそう、そんな雰囲気。
ただ、日が暮れると降りるのが危険というか、一人で来てしまったせいか心霊現象が起きそうで怖いので急いで探索と撮影をして帰ることに。(既に17時過ぎ)
とりあえず廃村を探索してみることに。
建物は全て木製で、柱などが腐っているせいか倒壊しそうな状態。
廃墟の中には当時の家具がそのままの状態で残されている状態で、当時の生活感を感じることができると同時に、謎の恐怖を感じる。
男鬼廃集落に訪れた際、家の中に入っている人もいるみたいですが、倒壊の恐れもあるのでやめておくのが無難かと思います。
電柱が立っていて、電線もつながっていました。しかし、山奥なのでしっかり圏外。
男鬼廃集落の住居のには、上の方に「水」という謎の漢字が書いてありました。
水という文字が書いてある理由は、男鬼廃集落のような山間部の集落において火事を絶対に避けたい事件。
水という文字が書かれているのは、もし火事が起きて起きてしまったら、森や木造の建物はすぐに燃え広がってしまいますし、集落の規模も小さいので村が消えてしまうから。
さらに、山道を登らないといけないため、消防が到着するまでに時間がかかるから。だそうです。
公民館のような形の家の前には駐車場にちょうど良さそうなスペースがあり、今回はそこでバイク写真を撮ることにしました。
公民館のような家の玄関には、今まで見たことないくらいプライバシーに欠けたトイレがあり、近くには子供のおもちゃの車のハンドル?のようなものが。
そんなことはさておき、バイクを撮ろうと移動しているとリュックに入れていた三脚が急に落ち、割れてしまいました。
心霊現象か?ノロイか?やっぱり昔、殺◯事件とかあったのか?(ないです)
あまり廃墟感を感じられない写真で納得はしていませんが、あの廃道を通るのはもう懲り懲りなので、二度と行くことはないと思います。
廃村の周りには背の高い木が立っているのですが、時間帯もあってか影で覆われることもなく、無事記念撮影終了。
しっかりと撮った写真を確認してませんが、ヘンなもの映って知らぬ間に心霊写真になってないか心配です。
この記事では滋賀県彦根市にある男鬼廃集落を紹介しました。
走りに行きたいライダーというよりかは、廃村や心霊スポットが好きな物好きな人全般におすすめできる場所。
映画やゲームに出てきそうな雰囲気のある場所なので、刺激が欲しい方はぜひツーリングやドライブの目的地にいかがでしょうか。
このサイトでは他にもおすすめの滋賀県ツーリングスポットをご紹介していますので、ぜひ他の記事も読んでいただけたら嬉しいです。
ここまで読んでくださった方、どうもありがとうございました。
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