Accessories 2023/03/24
バイク事故の悲惨さは言うまでもない。死亡率の高い二輪車事故は、亡くなったり、重傷を負い後遺症で寝たきりは珍しくなく、今日もニュースやツイッターでは事故・死亡速報が流れてくる。中には鑑識がヘルメットの中身に背を向けるほどの事例も。バイクに乗った事を後悔しない・させない為にも事故る人の特徴や原因を理解し、安全装備で対策を。
Contents
どうも、awa(@awa_ninja400)と申します。
皆さんは身内でバイク事故に遭った方はいますか?
近年のバイクブームで二輪車の免許を取得される方が増え、街中でバイクを見かけることが増えた気がします。
自分もバイクに乗るので、バイク乗りが増えるのは喜ばしいことです。
ですが、ニュースやツイッターでバイク事故の死亡速報などを見かけると、同じバイク乗りとして悲しいですし、他人事ではないのでかなり印象深く記憶に残ります。
また、バイク事故は大抵が死亡や重体、重傷など悲惨な状態ばかり。
強い衝撃をくらうバイク事故は、死亡を避ける事ができても、骨折、脊髄損傷、寝たきりなどの障害を負ったりする可能性が高いです。
僕たちがバイクに乗って後悔しない・させない為、バイクで事故る人の特徴やバイク事故の原因を理解する、事故防止グッズや安全装備などで被害を最小限に抑える。
ここでは免許取得1年未満の初心者の方や、公道でバイクを運転していて怖い思いをされている方に向け、バイク事故について書きました。
悲惨なバイク事故は連日相次ぎ、死亡者や重傷者の方々が多くいらっしゃいます。
死亡者が出る大事故など、悲惨なバイク事故の場合はニュースやツイッターで見かけますよね。
バイクの免許は16歳(高校1年生)から取得でき、原付から400ccまでのバイクに乗ることができます。
原付以上のバイク事故は16~24歳が飛び抜けて多く、バイク事故によって亡くなる若年者の方が毎年多くいらっしゃいます。
最近では高齢者(65歳以上)の方の事故件数増加も上がってきているみたいですが、これは少子高齢化が原因でもあり、割合だと16~24歳が1番多いです。
特に事故率が高く危険で注意していただきたいのが、二輪免許取得1年目の初心者の方です。
二輪免許の教習は車のように路上に出ることがなく、教習所内で完結するので、最初の頃は感覚が分からず怖いと思います。
1番危ないのは、運転に慣れてくるであろう半年目辺りだと思います。
バイクの操作に慣れて、速く走りたくなったり、ちょっとイキった乗り方をしてみたり。
知識も技術も乏しいのに関わらず、運転に恐怖心が無くなったことで、「あれ?もしかして俺、バイクの運転センスあるかも?」と、勘違いしないよう気をつけましょう。
車種 | 死者数 | 重傷者 | 軽傷者 | 計 | 保有台数 |
---|---|---|---|---|---|
自動車 | 1,221名 | 1万33名 | 36万9,448名 | 38万702名 | 7,593万7,487台 |
原付 | 184名 | 4,689名 | 2万5,361名 | 3万234名 | 735万3,271台 |
自動二輪車 | 448名 | 5,004名 | 2万5,478名 | 3万930名 | 360万2,689台 |
上記のグラフを見ると車が死亡者数・重傷者数・軽傷者数全て桁違いに高いように見えますが、自動車の保有台数が多いだけで、死傷者数の割合はバイクの方が高いことがわかります。
車種 | 死者数 | 重傷者 | 軽傷者 | 計 |
自動車 | 0.0016% | 0.013% | 0.49% | 0.5% |
原付 | 0.0025% | 0.064% | 0.34% | 0.41% |
自動二輪車 | 0.012% | 0.14% | 0.71% | 0.86% |
上記の表から分かることは、原付以上のバイク(126cc~)1万台につき1.2人が死亡事故を起こしているということです。
1万台中重傷者は14人、軽傷者は71人となります。
車と比べると死亡者が約7.5倍、重傷者が約10.8倍、軽傷者が約1.5倍で、事故を起こしたライダーのほとんどが軽傷で済まないケースが多いということが分かりますね。
バイクは車と違って車体に覆われる事なく生身の身体で運転し、軽い車体を活かし車よりも速度を出しやすい乗り物です。
そんな危険な乗り物で車と同じような事故の起こし方をすれば、ほとんどの場合骨折は避けれません。
ここからはバイク事故で死亡・重症になりやすい主な4つ原因をご紹介します。
バイクの死亡事故では単独事故が1番が多く、毎年多くの死亡者や重傷者が出ています。
バイクは車と比べてとても軽く、大型バイクであれば軽自動車よりも排気量の大きいエンジンを載せています。
パワーウェイトレシオ(車重に対する馬力の大きさ)が小さいバイクは凄まじい加速を楽しめ、その快感で峠などでのスポーツ走行にハマってしまうライダーは多いと思います。
ですが、スピードが出ているバイクほど無防備なものはなく、曲がり切れずに衝突や転倒などのリスクが高まり、バイク事故につながります。
道路の路面、コーナーの角度、交通状況などの状況把握ができない方も単独事故を起こしてしまいます。
初心者の場合はバイクの操縦で必死だったり、恐怖や不安から道路の手前ばかり見てしまう事が原因かと思います。
道路の手前ばかり見ていると、転倒の原因となる砂利などの把握、コーナが曲がりきれない、前方不注意などの原因となります。
バイクの死亡事故では右直事故が単独事故に続いて2番目に多く、これも毎年多くの死亡者や重傷者が出ています。
教習所でも必ず教わると思いますが、小さい車体は遅く見える目の錯覚があります。
さらに、バイクのような加速の良さで更に対向車からは距離間隔がわからなくなります。
車からするとバイクが遠く見えたと錯覚し、いざ曲がってみると目と鼻の先にバイクが向かってきてバイク事故に繋がることが多いです。
この事故は特にタチが悪く、ライダーが制限速度を守っていたとしても車が飛び出してくる場合も。
また、速度の乗っている状態で障害物にぶつかり吹っ飛ぶことで、アスファルトに打ち付けられライダーが死亡・重症の場合が多いです。
追い越しやすり抜けが原因でバイク事故が起きてしまうケースも多いです。
車と比べて車体が小さいバイクは車の死角になりやすく、車が急に車線変更などをしてきます。
スピードが出しやすいバイクですが、車に比べて急に止まることができず、そのまま車に衝突しバイク事故が起こるリスクが高いです。
ニュースなどですり抜けのバイク事故をよく見ますが、渋滞や信号待ちの場合、多くのライダーは当たり前のようにすり抜けをしてますよね。
すり抜けは多くのライダーが当たり前のようにしているので、危ない行為だと思っているライダーは少ないかもしれません。
すり抜けは、車で死角になっているところから、車やバイク、自転車や歩行者まで、誰がいつ飛び出してくるか気付きにくい、とても危険な行為です。
コンビニなどから出てきた車に突っ込むケースが多く、最悪の場合だと歩行者に突っ込んでしまい、強い衝撃から自身や相手が重傷・障害を負う、もしくは死亡してしまう事があります。
以前から問題視されていた煽り運転。
車による故意の煽り運転で、車間距離を詰められて減速などを妨害されることは残念な事によくある事です。
車同士でも危険ですが、車にぶつけられるとバイクはバランスを崩しますし、グローブなどでその場で通報も中々難しいです。
最近では煽り運転に対する法律ができ、煽り運転で捕まった場合、3年以下の懲役又は50万円以下の罰金が科せられます。
違反点数25点が加算されるため運転免許は取り消しとなり、その後2年は免許を取得することができません。
他にもバイク事故の原因はあるかと思いますが、不安になられた方はいらっしゃいますでしょうか?
ここからは上記の事故を防ぐ対策方法を1つずつ解説していきます。
不安になられた方は、ぜひ参考にしていただければ幸いです。
自分が安心して扱える速度で運転しておけば、大抵のバイク事故の原因は防げます。
法定速度などの話は一旦置いといて、「コーナーの角度がわかる・先を確認でき減速できる・道路のコンディションが良い」などの条件が揃っていれば、まず心配ないと思います。
スポーツ走行もバイクの醍醐味だとは思いますが、「道がわからない・先が見えない・道路が汚い・タイヤが冷えている・怖い」などの場合は、後悔のないようにやめておくのがおすすめ。
初心者の方は落ち着いて運転できる速度を徐々に速くしていくのが良いと思います。
交差点で右直事故が起きるのは、車の注意不足やバイクの速度超過であることが多いです。
僕は基本的に交差点ではエンジンブレーキなどで軽く減速しながら侵入するようにしています。
減速しながら交差点に侵入すれば、車も余裕を持って曲がることができますし、無理やり曲がられたとしても避けれたり、身体への衝撃を抑えることができます。
稀にコーナーらへんで対向車を確認せずに抜かしていくバイクや、無茶な追い越しで無理やり割り込んでくるヤベェライダーを見かけます。
そういうライダーに限って自身の運転技術に自信がある人が多いです。
周りのドライバーの危機察知能力などに救われているだけで、ドライバーによっては怒らせてしまい煽り運転に発展したりし危険なので、自分がただの痛いバイク乗りという自覚を1日も早く持ちましょう。
また、直線の長い道路などでめちゃくちゃ飛ばしているライダーもいますが、車は距離感を掴みにくいですし、車内はバイクの排気音なんてほとんど聞こえていません。
また、停車中の車も急に出てくる可能性があるので、停まっているからと言って油断はできません。
ウインカーも出さずに急に出てくる車もよくいるので、常に周囲の車を警戒し、適切な距離を保ちましょう。
すり抜けもスピードを出して抜かしていくライダーが多いです。
コンビニなどから車が飛び出してきたり、横断歩道を渡ってこない歩行者を轢いて加害者になってしまう可能性もあるので、ゆっくり無理せずに抜かしていきましょう。
正直、煽り運転をされるかどうかは運要素が強いと思います。
僕も何度か車に煽り運転された経験がありますが、バイクだからと面白がって煽ってくる輩は結構多いと思います。
ですが極力煽られないようには、無理やりな割り込みや追い越しをしない、車間を空ける、やばそうな車には近付かないなどの対策が良いと思います。
以前、大阪府堺市でCBR1000RRを運転してた高田拓海さん(当時22)が、中村精寛容疑者(当時42)に煽り運転をされて、挙句の果てに追突されてしまうという事件がありました。
事件の動機は、高田さんが中村容疑者の車を抜かしたことだそう。
中村容疑者がパッシングやクラクションなどで煽り運転を始め、約1分間にわたる追跡の挙句、時速約100kmで高田さんに衝突。
高田さんは脳挫傷や頭がい骨骨折で死亡した。
高田さんを轢いた中村容疑者は、少し離れたところで車を停車させ、「はい、おわりー。」と落ち着いた様子で発言。
過去最悪レベルで胸糞の悪い悲惨なバイク事故ですが、これは他人事ではなく誰にでも起こりえます。
また、もし煽り運転をされてしまった時のために、警察に証拠を提出できるようドラレコを装着しておくと安心かもしれません。
バイクのメンテナンスはバイクの寿命を伸ばすだけでなく、事故の原因となるリスクも抑える事ができます。
バイクの洗車と錆取りは見た目を綺麗にするだけでなく、バイクの思わぬ不具合・異常などに気づくきっかけにもなります。
錆取りは奥深くまで腐食してしまうのを防ぎ、チェーンは特に乗り心地が変わってくるので、定期的に錆を取るようにしましょう。
メンテナンススタンドがあれば、チェーン清掃の効率も質も向上するので、持っておいて損はないと思います。
3,000kmにオイル交換を1回、オイル交換2回に1回はエレメントも交換している人が多いのではないでしょうか。
一般的に3mm程度まで減っていたら交換時期と言われています。
セルやライトなどの電気系統を機能させるバッテリー。
充電しているのにすぐにバッテリーが上がってしまう場合は、寿命を迎えているサイン。
一般的に、2~3年に1回がバッテリー交換の目安だとされています。
バイク事故はいつどこであなたを襲ってくるか分かりません。
ですので、普段からバイクに乗る際はちゃんとしたグローブやヘルメット、できればプロテクターも装着する癖をつけておきましょう。
どんなバイク装備を揃えればいいか分からない方はぜひ下記の記事をご覧ください。
おすすめの安全性の信頼できるヘルメットをお探しの方は、ぜひ下記の記事をご覧ください。
ビートたけしさんは1994年(平成6年)8月2日午前1時40分、原付バイクで東京都新宿区の安鎮坂付近を走行中に自損事故を起こして重傷を負った。
1994年8月2日1時37分。新宿区南元町の都道でミニバイクを運転中のビートたけしさんは、右カーブを曲がりきれず、道路左脇のガードレールに接触転倒。
新宿区の東京医大病院に運ばれたが、右側頭部頭蓋骨陥没骨折、脳挫傷、右頬骨複雑骨折で長期入院が加療が必要と診断され、意識不明の重体。
退院時は顔面の半分が麻痺した状態で、リハビリにより現在は普段テレビで見ているところまで回復されています。
千原ジュニアさんはYoutubeでバイクの動画を出したりと、バイク好きで有名な方ですよね。
ジュニアさんが当時26歳の頃、帰宅中にウインカーを出さずに出てきた停車中のタクシーを避けた際、歩道と車道の間に等間隔で立っている石の柱に、顔面から転倒してしまいました。
手術台で1度意識が戻りましたが、また意識が飛ぶなどを繰り返していたと語っており、バイク事故の衝撃は相当なものだったことがわかります。
目が大きく垂れ、鼻は曲がり、顎割れて、歯は全部吹き飛んでいったらしく、芸能界を引退して放送作家を検討していたそう。
個人的に1番ショッキングだった芸能人のバイク事故は、当時19歳だった歌手・俳優のYOSHIさん(本名佐々木嘉純さん)。
僕がYOSHIさんを知ったのは、とある番組で明石家さんまさんと森菜々さんをファッション業界でも有名なYOSHIさんがコーディネートするというもの。
菅田将暉さんなど大物芸能人も出演している映画「タロウのバカ」では主演を務め、X JAPANのリーダー・YOSHIKIがプロデューサーとなり、世界に勝負を挑むネクストスーパースターを発掘するボーイズグループオーディションプロジェクト『YOSHIKI SUPERSTAR PROJECT X』にも参加し、YOSHIさんの才能がより世間に広まりました。
そんな才能で溢れ、世界中に飛び出す前だったYOSHIさんにバイク事故という悲劇が。
2022年11月5日0時5分、川崎市多摩区堰の交差点で、当時60歳だった男性が運転するトラックが信号機のある交差点を右折した際に、直進していたYOSHIさんの大型バイクと衝突。
YOSHIさんは救急車で都内の病院に運ばれましたが、2時間後に搬送先の病院で死亡が確認されました。
事故現場は片側1車線の府中街道と南武沿線道路が交差する、右折車線のある交通量の多い交差点だったそうです。
家族がバイク事故で死んだら、残された家族の方々は生涯後悔することになるでしょう。
バイクに乗ることを許可したご両親やパートナーは自分を責めるでしょうし、未成年のお子さんがいらっしゃれば、将来への大きな不安・負担、夢や目標を追うことも難しくなるかもしれません。
周りの友達も罪悪感や悲しみを背負うでしょう。
バイク事故は自分の人生を狂わすだけでなく、家族や他人の人生にまで影響を及ぼします。
バイク事故を他人事だと思わず、日々無理のない自分のペースでの運転を心がけましょう。
About AWA BLOG.
AWABLOGは、僕がバイクツーリングで訪れた場所や、バイクのカスタム、バイク関連の役に立つ情報を発信する個人メディアです。ツーリングで行って良かった場所、ツーリング中に出会った美味しい店などを紹介しています。 関西在住なので主に関西のツーリングスポットが多め。 バイク乗りに人気び定番ツーリングスポットはもちろん、誰も知らないような場所を開拓するのが好きなので、AWABLOGを通じて多くの人に広めるために定期的に更新していきます。ぜひ気になる記事があれば読んでみてください。
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