どうも、AWA(@awa_ninja400)と申します。
皆さんは夜、バイクでツーリングするのはお好きですか。
僕は最近、日中にバイクを乗ることが減ってしまい、練習を兼ねて夜にバイクの写真を撮ったりしています。
夜は人が少なくて周囲を気にせず撮影できますし、夜景とバイクを眺めながら飲むコーヒーは最高です。
しかし、夜だとバイクの写真を撮っても、黒潰れしたりノイズが入ったりで思うように撮ることは難しくないですか。
ストロボなどの機材を使いこなせれば、かっこいいバイク写真も撮れますが、荷物は増える・機材が高い・設定が難しいと、初心者には手が出しづらいですよね。
そこで、一眼レフ初心者でも簡単で手軽に、夜にバイクのかっこいい写真の撮り方を考案してみました。
上記に当てはまる方におすすめで、仕上げのレタッチもスマホの無料アプリでできるので、ぜひ最後までご覧ください。
まずは、僕流の夜のバイクの撮り方に必要なものをご紹介します。
夜のバイク写真撮影に必要なものは、以下の通りです。
画質に差がありますが、一眼レフをお持ちでない方でも、スマホと三脚があれば大丈夫です。
僕が使用しているカメラは、「CANON EOS Kiss X9」です。
eos kissシリーズは、一眼レフの中では特に価格の安いエントリー機ですが、軽くて使いやすいので、ずっと愛用しています。
一眼レフカメラの中ではかなり安い部類に入るので、ツーリングに持ち出す際も”多少”気軽に扱えます。
今回使用した三脚は「Amazonベーシック カメラ三脚 127cm」です。
この三脚を選んだ理由は、圧倒的な安さと軽さ。
軽く使用してみて感じた、メリットとデメリットは下記の通りです。
一眼レフカメラの三脚では破格の2,000円台
726gと軽量で、バイクでも持ち運びやすい
水準器がついていて、ぴったり水平にできる
横だけでなく、縦で撮ることができる
軽いが故、風の影響を受ける
重たいカメラやレンズは使えない
コスパ面ではかなり優秀な三脚だと思いますが、重たい一眼レフカメラや望遠レンズは使えないのが、かなりマイナスポイント。
ですが、普段倍率の低いレンズを使われる方や、室内で使用する場合には問題無く使用できます。
また、バイクで出かける際に、荷物をなるべく軽くしたい方にもおすすめできる三脚。
先述の通り、amazonの三脚だと重たい一眼レフや望遠レンズは、使うことが難しいです。
僕は4本の三脚を所有していますが、中でもより高品質でコスパの良い、おすすめの三脚をご紹介。
K&F ConceptのB234A1+BH-28は、値段の安いのに超高品質で見た目もかっこいい、コスパ最強の三脚です。
重量制限は10kgで、望遠レンズなどは楽々使うことができます。
ちょっと重量が重たいですが、1つの三脚を長く使いたいカメラ初心者の方は、K&F ConceptのB234A1+BH-28がおすすめ。
この記事で1番紹介したかったのが、ストロボの代用品として購入した「SOONPHO led撮影用ライト」です。
SOONPHO led撮影用ライトは薄くて持ち運びやすく、値段も4,000円台とお手頃なので手も出しやすいです。
正直、ストロボなどの機材に比べると写真のクオリティには差がありますが、僕のように写真にこだわりがない方にはおすすめかも。
使ってみた感想を軽く紹介します。
重量がわずか180gで、ポケットにも入れれる程コンパクト
0~100%まで明るさの調整ができ、100%はバイクが白飛びするくらい明るい
USBで充電することができる
色温度を2500K〜8500Kまで自由に調整できる
ネジで三脚やカメラなどに固定することができる
フル充電で最大8時間使用することができる
身体が映り込みやすいので、別途で棒などがあった方が良い
ストロボと違って常に光らせておく必要がある
SOONPHO led撮影用ライトの明るさは、0~100%まで調整することができます。
明るさを最大限まで上げると、目に入れられない程明るく、白のバイクだと白飛びしてしまうほど。
色温度は2500K〜8500Kまで調整できるので、暖かいレトロな雰囲気から冷たい都会的な雰囲気まで演出できます。
SOONPHO led撮影用ライトは、色温度だけでなくRGBカラーも調整することができます。
0〜359までの色相と、0〜100までの彩度を調整することができ、豊富な色味を演出。
よりクリエイティブな撮り方ができるので、ライト一つで飽きずに撮影を楽しまめす。
個人的に使用する機会は少ないと思いますが、12種類のFX光効果モードもあります。
雷や海外パトカーのパトライトのような光を出せるので、ムービーを撮影する際に役立つかもしれません。
SOONPHOのled撮影用ライトの重さはたったの180g。
サイズも、iphoneよりも小さくて女性の片手にも収まります。
バイクでよく長距離を走る人でも、SOONPHOのled撮影用ライトなら負担も無く持ち運べますよ。
ここからは、夜のバイク写真の撮り方(自己流)についてご説明します。
個人的にですが、せっかく夜に撮影するのであれば、東京の街のような夜景スポットがおすすめ。
東京は主語がでかすぎましたが、他にも工場地帯や大きな橋なども、夜の写真スポットとして定番ですよね。
まずは、撮影する写真スポットを決めて構図を考えていきます。
構図が決まったら、三脚とカメラを設置して撮影。
個人的に慣れないうちは、日の丸構図か三分割構図という撮り方がおすすめ。
バイクをとにかく目立たせたい、人が跨ったりポーズを取っている場合は、日の丸構図。
夜景や東京タワーなど、背景も目立たせたい場合は三分割構図、と意識して撮り方を変えてみると良いかも。
スポットでバイクのアングルや構図が決まったら、カメラの設定をしていきます。
ここからは素人の僕なりに考えた設定なので、あまり鵜呑みにし過ぎず、ご自身のお好きな設定を優先していただければ幸いです。
一眼レフカメラの設定方法で話を進めていきますが、スマホはオートで色々決めてくれるので、三脚でブレないようにするだけで十分だと思います。
僕は夜にバイクを撮影する際、F値を高めに設定しています。
目安としてはF8〜11くらい。1番多いのはF10で撮影することが多いです。
F値を高くする理由は、夜景をしっかり撮りたいのと、バイクの端から端までピントを合わせるためです。
また、F値は上げすぎるとノイズが増えて画質が低下するため、F11以上は基本的に使わないようにしています。
三脚を使う際は、ISO感度を上げる必要性がないので100で固定させます。
シャッタスピードは、ライトを当てながら調整します。バイクが白飛びしていないのと、黒潰れし過ぎていない秒数で設定。
過度な白飛びがさえなければ、レタッチで誤魔化せるので、白飛びは特に注意しています。
構図や設定を決め、バイクの写真を撮る準備ができたら、光をバイクに当てて写真を撮っていきます。
僕は、複数枚を1枚に合成する「比較明合成」という撮り方をしています。
長時間露光で光を当てて撮る人もいますが、バイクに光が線のように反射し、個人的に不自然に感じるので好きじゃありません。
比較明合成に使用する素材の撮り方は、バイクを数回に分けて撮影します。
特に必要な写真素材はこんな感じ。
それでは、1つずつ解説させてください。
まずはバイクの顔やハンドル、フロントタイヤを撮影していきます。
あまり真正面から光を当ててしまうと、ライトが思いっきり反射してしまうので注意。
僕は基本的に斜め上から光を当てる撮り方をしています。
次にタンクとエンジンにライトを当てて撮影。
タンクも反射しやすいので、真正面から取らずに斜め上にライトを当てる撮り方がおすすめ。
タンクだけでなく、エンジンやエキパイなどにもライトを当てるのがコツかも。
ここで必要なのはバイクのタンク周辺なので、フロント部分に身体が入ってしまっても問題ありません。
バイクにライトを当てるのは、これで最後。
リアもライトを真正面から当てると、銀のマフラーなどは反射してしまうので、斜め上からを意識しています。
バイクにスポットライトが当たっているようなイメージで、地面を照らして撮影します。
この時に自分の足や影が入ったりしないよう、注意が必要です。
背景も白飛びや黒潰れしていないくらいで設定。
背景を撮影するからといって、バイクから背景へピントを移さないようにしてください。
レタッチに使うアプリは、Adobeの「Lightroom」か「Photoshop」を使用。
スマホアプリ版のLightroomとPhotoshopは無料で使うことができ、機能も充実しているのでおすすめ。
僕は普段PC版を使用しているのですが、スマホ版も機能がしっかりしていて驚きました。
まずは、Lightroomで以下を調整します。
個人的に上記の3つは調整必須かなと思ってて、+αで好みの調整をすると良いかも。
なのでここからは、Photoshopで比較明合成をするやり方を解説します。
ここからは、Lightroomで写真の現像が済んでいるていで進めていきます。
スマホ版のPhotoshopを開いてください。
まずはLightroomで現像した写真を、Photoshopに取り込んでください。
取り込む順番はなんでも結構です。
現像した写真を追加するには、レイヤーの下にある「+」を押して、全ての写真を取り込んでください。
無料版だと最大2枚までしか取り込めないので、下記のように複数回に分けて保存する必要があります。
有料版は一回で済みますが、無料版は繰り返す手間があるので、個人的には有料版にするのがおすすめです。
現像した写真を全てレイヤーにできたら、全てブレンド→比較(明)にします。
比較(明)にすると、各写真の明るいところを一枚にまとめることができます。
あとは光が反射しすぎている箇所や入り込んだ足元など、不要な部分を編集→修復で消したりすれば完了。
写真のレタッチが終わったら、上のボタンから写真を保存します。
今回レタッチした写真はこんな感じです。
日中に撮るよりもやる事が多いのと、真っ黒のバイクはより難易度が高いと思います。
僕はこれから練習と改善が必要そうです。
比較明合成ではなく、ライトを当てて現像しただけの写真でも、結構雰囲気が出ます。
できているかわかりませんが、バイクの黒抜き写真のようなものも撮れます。
完璧とは言えませんが、バイクに人が跨ってポーズを撮っている写真も撮る事ができます。
どうしても人は動いてしまうので、SSを短めに、撮影の間隔を空けずに素早く撮るのがコツかも。
この記事では、夜のバイク写真の撮り方についてご紹介しました。
冒頭でも記載した通り、この撮り方はプロに教えてもらった撮影方法とかではないので、あまり鵜呑みにしすぎず、独自の工夫も織り交ぜていただけると幸いです。
何回かに分けてバイク全体にライトを当て、Photoshopで比較明合成を行う。
個人的に昼間より難易度も手間も跳ね上がりますが、もっと練習して改善していこうと思います。
ぜひ他の記事もご覧いただけますと幸いです。
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。
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