Accessories 2023/05/23

夏のツーリングで熱中症になるリスクとバイク事故・死亡例。熱中症対策グッズで対策を。

気温が20度台を当たり前に超え、バイクで普段よりも遠いところへツーリングに出かけるライダーも増える季節。むわっとした生ぬるい空気の中、風を切って走るバイクはとても気持ちがいいですが、炎天下の中バイクに乗り続けると、気づかないうちに熱中症になっている場合も。ツーリング中の熱中症は、事故などのリスクを高め、最悪の場合死亡事故にも繋がる危険性があります。夏でも涼しいヘルメットやウェアの中などに使えるバイク乗り向けの熱中症対策グッズなども活用し、安心安全はもちろんのこと、快適に夏もツーリングを楽しみましょう。

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夏ツーリングは熱中症対策を

どうも、awa(@awa_ninja400)と申します。

初夏も過ぎ(5月5日)、日中の気温も20度後半になるくらい暑い季節になりましたね。

夜は涼しくて走りやすく、日中はバイクで感じる涼しい風が心地よく気持ちいいです。

ですがその心地よさが、バイク乗りとって危険なのをご存知ですか?

毎年、この時期からニュースで耳にする「熱中症」です。

炎天下の中に長時間いるにも関わらず、バイクを走らせている間は風が涼しいので、気づかないうちに熱中症になってしまっていることがあります。

バイク事故の件数や死亡率、重傷率

ライダーにとって熱中症は、とても身近な存在で事故につながりやすい病気とも言えます。

熱中症対策をしっかりしなければ、ツーリング中に具合が悪くなり運転に支障をもたらします。

熱中症で意識が飛んでしまうなんて事があれば、自分だけでなく他人まで事故に巻き込んで死亡させてしまうかもしれません。

この記事では熱中症対策についてご紹介しますので、夏本番を迎える前にしっかり熱中症対策をし、夏のツーリングを安心・安全・快適に楽しみましょう!

夏のツーリングで最も注意すべき熱中症とは

真夏のツーリングで注意するべきこと

まずは夏のツーリングの天敵、熱中症について説明します。

ツーリング中に熱中症になり事故に繋がる事例も多いので、ライダーは熱中症についてきちんと理解しておく必要があります。

熱中症には誰もが注意する必要がありますが、特に熱中症を起こしやすい年代があります。

熱中症患者のグラフを見てみると、男性は0~4歳、15~19歳、55~59歳、80歳前後。

女性は0~4歳、80~84歳が熱中症を発症するピークという結果が出ています。

10~60代では男性の方が熱中症で亡くなる方が多いという結果が出ています。

当たり前ですが、該当してない人が熱中症にかかりにくいという訳ではありません。

10代の方が熱中症を発症するのは、部活動などが原因である場合が多いからかもしれませんし、高齢者の方は体力の衰えなどが原因と、人それぞれ熱中症を発症してしまう理由は異なるからです。

20~30代の方が少ないのは、体力がある、無理をして外に出る機会が少ない、熱中症予防を意識している人が多いのかもしれません。

熱中症の症状について

熱中症に見られる主な症状

熱中症には様々な症状があり、症状によって熱中症の重症度がわかります。

初期の熱中症であればあるほど、休憩や水分補給で身体が楽になることが多いですが、無理は禁物。

すぐにツーリングを中断し、可能であれば迎えを呼んで、最低でも1週間は屋外での遊びを避けるのが無難でしょう。

ここからは、熱中症の症状について段階的にご紹介していきます。

軽度の熱中症の場合

発汗|めまい|立ちくらみ|筋肉痛

軽度の熱中症の症状では上記のような症状が一般的に目立ちます。

正直どれもツーリング中に元気な時でも起こり得る症状が多く、軽度の症状が出たとしてもツーリングを中断するのは、中々難しいかもしれません。

例えば、異常なくらい汗をかいたり運転中ですらめまいが起こるような事があれば、さすがに重症化してしまう前にツーリングを中断して身体を休めましょう。

中度の熱中症の場合

頭痛|集中力低下|倦怠感|吐き気

中度の熱中症の症状では上記のような症状が一般的に目立ちます。

ここまでの症状が出てくると、バイクの運転に大きく悪影響を及ぼし危険です。

すみやかにバイクを停車し、日陰やできればクーラーの効いている屋内で、症状が治まるまで休んでください。

僕の体験談にはなりますが、ツーリング中に一刻も早くバイクから降りて休憩したいと思うほど、熱中症と思われる症状に襲われた事があります。

とりあえず水分を十分に補給し、日陰でしっかり休んだことで体調が戻り、その隙に帰宅する事ができました。

ですが、帰路に着くまでの間に症状がぶり返しそうになった経験があるので、体調が戻ったからツーリングを続行するではなく、体調が戻ったらツーリングを中断して家に帰るか宿をとるかして身体をしっかり休めることが最善だと思います。

正直、中度の熱中症になってしまったら、その日はツーリングを楽しめることがおろか、まともに運転できないかもしれません。

重症化または事故を起こしてしまう最悪のケースになってしまう前に、その日は身体を休めるのに専念するのがいいと思います。

重度の熱中症の場合

発熱|呂律が回らない|痙攣

重度の熱中症の症状では上記のような症状が一般的に目立ちます。

ここまでになるとバイクに乗るな、ツーリング中断などと言っている場合ではありません。

近くのクリニックや救急車など、医療機関を利用するべきレベルです。

熱中症の重篤化は個人差があり、無理をしてしまうと後遺症や最悪の場合死亡してしまう危険性があります。

ツーリング中に熱中症になってしまう原因

熱中症対策をするには、まず原因を知る必要があります。

熱中症とは、高い気温と湿度の環境にいることで、体温をうまく調整ができなくなり、水分や塩分のバランスが崩れることが原因で起きる病気です。

これが夏に熱中症患者が増える原因です。

ここからはツーリング中に熱中症になってしまう原因を挙げていきます。

ヘルメットやバイクウェア(プロテクター)の熱が篭る

オフロードヘルメット

バイクに乗るには必ず必要と言っても過言ではないヘルメットと露出を抑えた服装。

バイクは車と違い屋根がないので、炎天下の中長時間ツーリングをしていると、どうしてもヘルメットなどの内部に熱が篭ってしまいます。

また、直射日光を浴びることになるので、余計に熱中症のリスクを上げてしまいます。

風の涼しさで暑くないと錯覚してしまう

バイクは徒歩はもちろん自転車などの生身で移動するものの中で圧倒的にスピードが出るので、走っている間は涼しく自身の体温が上がってしまっていることに気づきにくいです。

また、バイクは信号待ちや渋滞に巻き込まれた際に、モロに直射日光を浴びてしまったり、バイクからのエンジン熱が余計に身体の熱を上げてしまいます。

そして急にめまいや頭痛、倦怠感を感じることになり、最悪バイク事故を起こしてしまうケースが多いです。

好きな時に好きな場所で休憩することができない場合がある

走行中に気分が悪くなった場合、高速道路などの急に停車することが難しい場合があります。

また自転車等と違って冷房の効いている店舗へ気軽に立ち寄ることも停車スペースの確保もできず、ずるずると休憩できないままツーリングが進んでいくことも。

熱中症の初期症状は「汗」でわかる

熱中症の初期症状は汗をかくこと

熱中症は汗の量で気づくことができます。

熱中症の初期症状で1番分かりやすいのが、普段と比べて汗をかきすぎていないかどうか。

汗をとてもかくのは熱中症の初期症状で、しっかり休憩を挟めば頭痛や吐き気を引き起こす前に対処する事ができます。

「今日は普段よりも汗かくな。」と少しでも心当たりがある場合は、たとえ熱中症でなかったとしてもとりあえず休憩することを心がけましょう。

ツーリング中に熱中症にならないための対処法

ジェットヘルメット

ここからは夏のツーリングで熱中症にならないための対処法を紹介します。

熱中症にならないためには、ツーリング中の休憩も欠かせませんが、ツーリング前の準備も大事。

ツーリングへ出発する前もに、十分な対策をしていきましょう。

日陰や屋内で休憩できる場所をあらかじめ決めておく

よく夏は喉が渇いていなくても水分補給をしようと言われるように、疲れていなくても涼しい場所で休憩をこまめにとりましょう。

初めての場所を走りにいく場合は、あらかじめコンビニやスーパーなどの、冷房が効いている建物で休憩する予定を立てておくことがおすすめ。

少し走ったら、直射日光を避けられる場所で、最低でも15分程度は身体を冷ます時間を作りましょう。

保冷剤を太い血管がある箇所を冷やす

自由にエアコンの効いた部屋で休憩できない場合や、日陰でも気温が高く中々涼めない時は、保冷剤で太い血管を冷やすのが効果的です。

ヘルメットに冷却ジェルスプレーを貼ったり、冷汗スプレーやリフレッシュシートなどで身体を拭いたりするのも効果的。

ツーリングにおすすめの熱中症対策グッズ|冷却アイテム

このコールドスプレーは、捻挫などの怪我だけでなく熱中症予防にも使える優れもの。

そのまま身体に吹きかけてもいいですし、タオルなどに吹きかけておけば、いつでも使える冷たいおしぼりなども作れます。

怪我の応急処置のために年中持っておくこともできる商品なのでおすすめ。

いつでも汗を拭き取る事ができる、冷たいボディペーパーをお探しの方には、GATSBYがおすすめ。

有名なメーカーなので安心して購入する事ができ、しっかり冷たくて走行中はちょっと寒くなることも。

細かく梱包されているので、必要な量をウエストポーチに入れてツーリングに出かけることができます。

また、梱包されているシートをツーリング仲間に分けてあげた時には、「この人しっかりしてる。好き。」ってなること間違い無いです。

このシートは香りも良くて、シトラスの香りが汗の香りをかき消してくれるので、「この人いい香りする。好き。」ってなってモテモテ確定なんですわ。知らんけど。

喉の渇きを感じる前に水分補給を

喉の渇きを感じる前に水分補給

よく「俺喉乾いてないから飲みもんええわ。」とか言ってアイス食ってる人いますが、しっかり水分を摂りましょう。

基本的に水やお茶、スポーツドリンクがいいですね。

砂糖だらけのカフェラテとか飲む猛者はあんまりいないかと思いますが、逆に喉乾きやすくなるので避けた方がいいかもしれません。

あとは、飲み物以外に塩分チャージとかのお菓子を一緒に食べるのもいいですね。

夏ツーリングで活躍する通気性の良い人気バイク用品


ここからは夏のツーリングに活躍する通気性の良い人気のバイク用品をご紹介します。

通気性の良いものは汗も乾きやすいですし、熱が篭りにくいので熱中症対策に効果ありです。

通気性の良さが人気のバイク用ヘルメット

ライダーがツーリング中に熱中症になってしまいやすい原因で記述した通り、炎天下の中でツーリングをしているとヘルメットの内部に熱がこもってしまいます。

ヘルメットの中に熱がこもってしまうと、より身体に熱を持ってしまい、クラクラしてしまう原因になります。

また、夏場は汗をどうしてもかいてしまいベタベタしますが、通気性の良いヘルメットであれば走行中の風を多く取り込むことができるので、劇的には改善しないですが通常のヘルメットよりも快適に過ごせます。

人気の夏用ヘルメットを3つ紹介しておりますので、参考にしていただけると幸いです。

通気性の良さが人気のバイク用グローブ

人間は手からも汗をかきやすいです。

夏用のグローブは小さな通気口が無数に用意されているものが多く、グローブから風が入るだけでかなり快適にツーリングする事ができます。

夏用グローブは生地が薄いものが多いので、しっかりとプロテクターが搭載されているものを選ぶのがおすすめです。

人気の夏用グローブを3つ紹介しておりますので、参考にしていただけると幸いです。

夏のツーリングで熱中症になるリスクとバイク事故・死亡例。熱中症対策グッズで対策を。のまとめ

この記事では、夏のツーリングで気をつけなければならない熱中症の症状や対策方法、対策グッズについてご紹介しました。

熱中症は誰しもがなる病気で、頭痛や吐き気、最悪の場合死亡してしまったり、集中力が低下していまいバイク事故を引き起こしかねない危険な病気ですが、しっかり対策をすれば防ぐ事が可能です。

夏のツーリングでは無理をせずに、休憩をとることを癖付け、安全に楽しく走りましょう!

このサイトでは、おすすめのツーリングスポット等をご紹介しておりますので、もしよければ他の記事もご覧いただけますと幸いです。

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