Accessories 2024/08/14
うるさいバイクには、社外マフラーやサイレンサーを外しているという共通点があります。マフラー音が原因で通報されたり警察に捕まるリスクを避けるため、また騒音対策や近隣への配慮として静かなマフラーを装着することが効果的です。この記事では、バイクがうるさい原因とその対策、おすすめの静かなマフラー8選を紹介します。
Contents
あなたのバイクが「うるさい」と言われたことはありませんか?
バイク好きの中には、マフラー音やエンジン音で車種を当てられるほど詳しい方もいます。
しかし、バイクに興味のない方々から見ると、バイク=うるさい乗り物(暴走族)というイメージを持たれることが多いのが現実です。
特に深夜のマフラー音は近所迷惑になり、近隣トラブルや警察への通報、最悪の場合は警察に捕まるリスクさえあります。
この記事では、バイクがうるさい原因とその対策、そしておすすめの静かなマフラー○選をご紹介します。
自分のバイクが少しでもうるさいと感じる方は、ぜひ最後までお読みください。
バイクは近隣トラブルに発展しやすい乗り物で、主にマフラー音がうるさいことが原因です。
バイク好きにとって「心地よい音」とされるバイクのエンジン音やマフラー音も、バイクに乗らない人にとっては「うるさい」と感じることが多く、その感覚の違いからトラブルに発展することがよくあります。
特に、深夜や早朝のバイク音は、近所の住民にとって大きなストレスを与え、迷惑だと感じる人も多いことでしょう。
バイクのマフラー音が原因で苦情や通報されるだけでなく、悲惨な傷害事件にまで発展するケースもあります。
バイクに乗るのは個人の自由ですが、ご近所に迷惑をかけやすい乗り物です。
ご近所トラブルを避けるためには、ご近所の家庭環境を想像して考慮することが重要です。
バイクのマフラー音が周囲に与える影響を考え、ご近所への配慮を忘れないようにしましょう。
バイクのマフラー音で迷惑を感じる時間帯や状況は人それぞれ。
特に、寝不足や病気で音に敏感になっている人、赤ちゃんを寝かしつけたばかりの人にとって、バイクのマフラー音は大きな負担となることがあります。
マフラー音を完全に消すことは難しいですが、近所には様々な生活スタイルの人が住んでいるということを忘れずに、ご近所への配慮を大切にしましょう。
たとえば、住宅が多い地域では大きな道路までバイクを押していき、そこでエンジンをかけるだけでも周囲の反応は大きく変わります。
相手の立場に立って考えることを心がけ、バイク音による迷惑を最小限に抑える努力をしましょう。
うるさいバイクに共通しているのは、ほとんどがマフラーが原因です。
具体的な原因としては以下のような3つのケースが考えられます。
マフラーが劣化すると、亀裂が入ったり、穴が空いて排気漏れを引き起こし、マフラー音が大きくなる原因になります。
例えば、「排気音がうるさいので点検してみたところ、経年劣化によるサビでマフラーに穴があき排気漏れを起こしていた」というケースがよくあります。
たとえ静かな純正マフラーでも、経年劣化によるサビや腐食で排気漏れが発生することがあります。
さらに、海沿いの地域など塩害を受けやすい場所ではサビが進行しやすいので、マフラーが早期に劣化して排気漏れを起こすリスクが高まります。
バイクの騒音問題を解消するためには、定期的なマフラーの点検やサビ止め対策、必要に応じたマフラーの交換が重要です。
社外品マフラーの中には、排気音が大きくなるように設計されているものがあります。
純正マフラーは規制内の音量に抑えられているので、社外マフラーで音に迫力が出ると運転がより楽しくなったと感じる方が多いです。
ただし、近所迷惑を避けるため「中国製の格安マフラーを装着した」場合や「排気音が良いマフラーに交換した」場合は、必ず事前に音量をチェックしておきましょう。
中古バイクを購入した際に排気音がうるさいと感じる場合は、どのようなマフラーが装着されているかを確認することが重要です。
中古バイクは前オーナーがカスタムしたままの状態で販売されていることが多く、社外品マフラーが取り付けられているケースも少なくありません。
いつもよりバイクのマフラー音がうるさいと感じるのは、マフラーの取り付けボルトが緩んでいる可能性があります。
特に、悪路走行時やバイク自体のエンジンの振動により、マフラーの取り付けボルトが緩むことがあります。
この緩みによって排気漏れが発生し、マフラー音がうるさいと感じることがあります。
普段から段差が多い悪路を走る方や、マフラー交換をした方は、ボルトの緩みを定期的にチェックし、必要に応じて締め直すことが重要です。
バイクには騒音規制が定められており、違反してしまうと違反点数と罰金を科せられます。
騒音規制値はバイクの排気量ごとに異なり、年々厳しくなってきています。以下は平成22年に変更された騒音規制値をまとめたものです。
第一種原付車(~50cc) | 近接 84dB(A) 加速 79dB(A) |
---|---|
第二種原付車(50~125cc) | 近接 90dB(A) 加速 79dB(A) |
軽二輪自動車(125~250cc) | 近接 94dB(A) 加速 82dB(A) |
小型二輪自動車(250cc~) | 近接 94dB(A) 加速 82dB(A) |
排気音が騒音規制値を超えた場合、整備不良者として違反点数2点と、反則金7,000円(二輪)または6,000円(原付)が科せられます。
また、マフラー内にあるサイレンサーを加工または取り外している場合、消音器不備違反として違反点数2点と、反則金6,000円(二輪)または5,000円(原付)が科せられます。
さらに、理由のない空ぶかしなどをした場合、騒音運転等違反として違反点数2点、反則金6,000円(二輪)、5,000円(原付)が科せられます。
バイクの騒音規制値は、バイクが製造された年代によっても基準が変わるため、所有しているバイクの規制値をしっかりと確認しておきましょう。
社外マフラーでも識別番号の末尾に「A」が記載されている、JMCA(全国二輪車用品連合会認定)マークや、E(国連欧州経済委員会規制適合品)マークのついたマフラーは車検にも通すことができるので安全です。
バイクの車検に関しては下記の記事をご参考ください。
バイクがうるさいと近所から思われてしまうと、迷惑をかけるだけでなく、あなたのバイクやあなた自身に危害が及ぶリスクもあります。
バイクのマフラー音を静かにするのはとても簡単なので、1日でも早く対策をしていきましょう。
まずはバイク自体に整備不良が無いかチェックすることが重要です。
日常点検をご自身で行うことはもちろん、お店で定期点検を受けることにより自分では気づきにくい故障も発見して修理してもらえます。
こまめな点検整備によってバイクの騒音を未然に防ぎ、ご近所に迷惑をかける対策に繋がります。
純正マフラーや車検対応マフラーであれば騒音規制値を内に抑えることができ、バイクがうるさいと思われることも少ないです。
純正マフラーだからご近所に迷惑をかけない訳ではありませんが、もしも警察に通報されたとしても騒音規制値内であれば捕まるリスクを抑えることができます。
騒音規制値内で通報された場合、乗り方や時間帯に問題がある可能性もあるので、可能であれば謝罪と共に改善点を聞いてみるといいでしょう。
社外マフラーを気に入って装着しているが、マフラー音を静かにしたいと思っている方にはサイレンサーの装着がおすすめです。
サイレンサーやバッフルは、マフラーのテールエンドに取り付ける部品で簡単に後付けが可能。
ただし、脱着式バッフルでは車検に通らないことがあるため、長期間使用するなら溶接などで簡単に取り外せないようにするのがおすすめです。
ここからは、2024年におすすめのバイク用スリップオンマフラーを8点ご紹介します。
それぞれ対応している車種が異なりますので、ご購入の前に取り付け可能かご確認ください。
なお選ぶ基準は、Amazon・楽天市場・Yahoo!などのECサイトで売れ筋ランキングや、SNSなどの口コミやレビューを参考に、実際にバイクに乗っている筆者独自の目線から選ばせていただきました。
TTR230 05-16 TW200 バイク マフラー 38mm
このマフラーはTTR230/TW200/セロー225に対応しています。
高品質のステンレス製で熱処理を通して強度を高くなり、防錆性・強度・高温耐性を集めているアップマフラー。
吸気効率をアップさせ、サイレンサーで排気ガスをマフラー内の複数の膨張室とパイプを通すことで、圧力と温度を下げて騒音を低減できます。
価格もお手頃なのにも関わらず、価格以上の性能を発揮できるコスパの良いマフラーです。
素材 | サイレンサー部:高品質6065-T6アルミ合金 |
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パイプ部 | 高品質304ステンレス |
重量 | 3100g |
セット内容 | マフラー本体x1/スプリングx1/ボルトとナットのセットx1/取り付け用ステーx1 |
適合車種 | TTR230/TW200/セロー225 |
このマフラーは60.5φ→50.8φ変換アダプターも付属しているのでどちらかのサイズに適合すれば装着できます。
バッフル等の付属品も充実していて、近所に迷惑をかける心配も低く、コストパフォーマンスにも優れています。
ステンレス製なので見た目ほど重くなく、高回転域まで重低音でワイルドなサウンドを楽しめる、スタンダードなデザインを好む方におすすめです。
サイズ | 400×87mm |
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重量 | 1.8kg |
セット内容 | マフラーサイレンサー…1個 差込径 変換アダプター(60.5mm→50.8mm)…1個 サイレンサーバッフル(脱着可能)…1個 取り付けバンド…1個 取り付けスプリング…2個 耐熱ゴムバンド…1個 |
適合車種 | CB1300SF バンディット1200 ゼファー1100 SV1000 XJR1200 GSX1300R 隼 ZRX1100 X4 Z1000 GSX-R1100 V-MAX GPZ1000 ZZR1200 CB1000SF ゼファー750SR FZ-1 ZRX1200 VTR1000F ZX-10 YZF1000R ZX-12R GPZ1100F ZZ1400 |
このマフラーは、NINJA400(2018-2024)に対応しているスリップオンマフラーです。
純正マフラーから無加工で装着することができるので、自分でマフラー交換する自信がない方におすすめ。
また、奈良県のLCIPARTS工場から直配送なので、お値段以上に品質も良くて安心して使用できます。
着脱式バッフルも一緒に付いてくるので、近所の方に迷惑をかける心配も少ないです。
サイズ | 350mm |
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重量 | 650g(バッフル付:780g) |
素材 | ステンレス |
セット内容 | ・マフラー本体(シェル・構造部・インナーパンチング共にチタニウム) ・専用中間パイプ(ステンレスSUS304) ・取付にかかわる部品一式 バンド一式 ・脱着式消音バッフル(ステンレスSUS304) |
適合車種 | Ninja400(2018~2024) |
BEAMS(ビームス) R-EVO スリップオン ヒートチタン
このマフラーは高回転域での吹け上がりがスムーズで、レーシーな官能サウンドを楽しめることで人気のマフラー。
また、純正マフラーと比べてトルクアップが期待でき、運転が楽になるという性能面でも嬉しいメリットがあります。
唯一無二の焼き色を楽しめるヒートチタンの存在感は抜群で、音・性能・見た目の全てを求める完璧主義者のライダーにはうってつけのマフラーです。
サイズ | 66 x 30 x 20 cm |
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重量 | 3.02kg |
素材 | チタン |
適合車種 | CB400SF VTECREVO |
ヨシムラ(YOSHIMURA) Slip-Onサイクロン
日本を代表するマフラーメーカー「ヨシムラ」のCB400SF/SB専用マフラー。
コストパフォーマンスに優れたスリップオンタイプにも関わらず、高回転域での出力アップは力強い加速感をもたらします。
さらに、軽量化の効果でパワーグラフに表れない部分においてもCB400SF/SBの性能をさらに引き上げます。
直列4気筒のならではの伸びのあるサウンドに重厚な響きがプラスされ、ライディング時の高揚感を高めます。
サイズ | 69.49 x 16.51 x 15.7 cm |
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重量 | 3.35kg |
素材 | チタン |
適合車種 | CB400SF/SB(2014~2022) CB400SF/SB Revo(2008~2013) |
ヨシムラ(YOSHIMURA) Slip-On R-77S サイクロン カーボンエンド EXPORT SPEC
USヨシムラのレーサーに採用されていたR-77をサイズダウンした、レース由来の機能美を持ったサイレンサー。
高い消音性能とハイパフォーマンスの両立が可能で、厳しい音量規制をクリアしつつも心地良く迫力のあるエキゾーストサウンドが特徴です。
また、Ninja250/400ツインエンジンの出力を効率良く引き出し、力強い加速と共に鼓動感が強調されたエンジンテイストやエキゾーストサウンドも魅力。
さらに、ほぼ全域でSTDを上回りレブリミットまでストレスなく伸びてゆくようになったエンジン出力と共に、Ninja250で49%、Ninja400で51%の軽量化を実現。
サイズ | 76.1 x 15.9 x 15.9 cm |
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重量 | 2.2kg |
素材 | チタン |
適合車種 | 2bl-ex400g(ninja400/z400)/ 2bk-ex250p(ninja250/z250) |
OVERRACING(オーヴァーレーシング) TT-Formula RS フルチタン スリップオン
250ccのエンジン性能を最大限に引き出せる350mm長のサイレンサーを採用。
TT-Fサイレンサー特有のフラットなデザインは、車体側へコンパクトなレイアウトが可能になり、バンク角の確保や空力特性にも優れていることが特徴です。
また、チタン素材を採用したことにより、大幅な軽量化による250ccライトウェイトスポーツの運動性能をさらに引き上げています。
サイズ | 69 x 28 x 19.5 cm |
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重量 | 2.3 kg |
素材 | チタン |
適合車種 | CBR250RR |
OVERRACING(オーヴァーレーシング) RS スリップオンマフラー チタンサイレンサー
エッジの効いたシャープな形状で存在感と軽量化を兼ね備えた、コスパに優れたショートマフラー。
低速時はトルクフルな重低音サウンドで、コーナーの立ち上がりの吹けも良く、高速域に入ると甲高いレーシングサウンドを楽しめます。
YZF適合のマフラーの中では、トップクラスに人気で高性能なマフラーです。
サイズ | 53.6 x 28.6 x 15.6 cm |
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重量 | 1.2 kg |
素材 | チタン |
適合車種 | YZF-R25 |
この記事では、バイクがうるさい原因と対策、おすすめの静かなマフラーを8点ご紹介しました。
バイクはうるさいと苦情がでやすい乗り物なので、静かなマフラーを装着したり、大きな道路まで押していくなどの騒音対策が重要です。
深夜はもちろんですが、ご近所には昼寝をしている赤ちゃんや夜勤の方などがいるため、ストレスを感じる時間帯はさまざま。
うるさいバイクはただただ迷惑でダサいだけなので、周囲に迷惑をかけないような静かでかっこいいライダーを目指しましょう。
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AWABLOGは、僕がバイクツーリングで訪れた場所や、バイクのカスタム、バイク関連の役に立つ情報を発信する個人メディアです。ツーリングで行って良かった場所、ツーリング中に出会った美味しい店などを紹介しています。 関西在住なので主に関西のツーリングスポットが多め。 バイク乗りに人気び定番ツーリングスポットはもちろん、誰も知らないような場所を開拓するのが好きなので、AWABLOGを通じて多くの人に広めるために定期的に更新していきます。ぜひ気になる記事があれば読んでみてください。
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